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男性用化粧品の歴史「葉隠」より
こちらでは男性用化粧品の情報について有益なものをお伝えしていきます。
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かの三島由紀夫が生涯の伴侶とした書がある。
「葉隠」である。
三島をして、ラディゲも上田秋成もうっちゃる、ぶっちぎりの道徳書である。
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という誰もがご存じの有名な一句がある書が「葉隠」である。
徹頭徹尾、武士道の訓辞で綴られている。
元禄時代の山本常朝という武士からの聞書である。
その中の一句に、男のたしなみの教訓があり
「写し紅粉を懐中したるがよし。
自然の時に、酔覚か寝起などは顔の色悪しき事あり。その様な時、紅粉を出し引きたるがよきなりと」
とある。これは
「男でも化粧用の頬紅などをふところに入れておいた方がよい。
酔い覚めか寝起きなどの顔色が悪いことがある。そのような時、いざという時のために頬紅を取り出して付けたほうがよいものである」
という意味であろう。
(三島由紀夫葉隠入門から)
いつ鬼籍に入るやも知れぬ武士であろうとも、いやそのような武士であるからこそ、常に身だしなみを整えよということである。
この様に「葉隠」には、いちいち武士道の心得が示されている。
三島が言うに、哲学指南書である。
男といえども今も昔も身だしなみが必要である、ということを言いたいのでありますが、武士道のたしなみと現代の男のおしゃれには相当の乖離があると思います。
武士道の化粧は礼儀であり、現代の化粧は目的のための手段と考えます。
女性にもてたい、他人に良く見られたい、格好良く見栄をはりたいなどのための、手段だけのための、うわべだけの男性化粧品では、何かさみしいと思います。
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